AndroidでASTCを使える条件

AndroidでASTCを使える端末の条件を調べてみました。

ASTC?

ASTCは綺麗で容量もそこそこに抑えられるテクスチャの圧縮フォーマットです。
ASTC自体についてはこの記事で詳しく触れませんが、次の記事がわかりやすいです。

tsubakit1.hateblo.jp

このASTC、iPhoneではSoCがA8、つまりiPhone6以降であれば使えます。
Androidでも使えるのですが、対応端末がiPhoneほど単純に表せません。

ASTCに対応しているAndroid

Unityのマニュアルによると、ASTCに対応しているAndroidは次の通りです。

Android (PowerVR 6XT, Mali T600 series, Adreno 400 series, Tegra K1).
https://docs.unity3d.com/Manual/class-TextureImporterOverride.html より

つまり、以下のものより新しい世代のハードウェアを搭載しているAndroidがASTCに対応していると言えそうです。

ハードウェアの発表日から対応する端末を推測する

対応しているハードウェアがわかったので、それぞれの発表日を調べてみます。

名前 発表日 ソース
PowerVR 6XT 2014年1月6日 https://ja.wikipedia.org/wiki/PowerVR#Series_6XT
Mali T600 series 2012年8月6日 https://www.4gamer.net/games/137/G013737/20120807002/
Adreno 400 series 2013年11月22日 http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1311/22/news142.html
Tegra K1 2014年1月7日 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/629706.html

最も発表が遅いものでも2014年初旬です。

実際にこれらが組み込まれるまでの期間はあるにしろ、
2015年以降に発売した端末などは大体使える感じでしょうか(この点はちゃんと調べてないです)。