UnityでAndroidを署名なし/署名ありでビルドする方法です。
Unity2018.3.12
ビルド環境のセットアップ
UnityでAndroidをビルドするにはまず環境をセットアップする必要があります。
ビルド環境のセットアップについては本記事では扱いませんので、次の記事を参照してください。
Unity2019以降はUnity Hubを使ってインストールを行えばAndroid SDKやNDKを
自動的にインストールしてくれるため、このセットアップがお手軽になりました。
ビルド設定
次にビルド設定を行います。
PlayerSettingsからPackage Name、Minimum API Level、Target API Levelあたりを入力します。
Minimum API Levelは最低保証するAPIレベルです。
Target API Levelは「一番ちゃんと動くAPIレベル」のことのようです。
署名無しビルド
さてそれではビルドしてみます。
署名無しの開発用ビルドの場合はDevelopment Buildにチェックをいれてビルドするだけです。
端末をUSB接続してBuild And Runすればそのままアプリが実行されます。
ちなみに正確には「署名無し」というより開発用の証明書が使われています。
Windowsだと下記のあたりにデバッグ用のキーストアが保存されており、内部的にこれが使われています。
C:\Users\UserName\.android\debug.keystore
署名ありビルド
次に署名ありビルドです。
署名ありでビルドするためにはキーストア(証明書の入れ物)とキー(証明書)が必要になってきます。
もしまだこれらを作っていなければ新規作成します。
player設定のPublishing SettingsからCreate a new keystore...にチェックを入れて、
Browse Keystoreをクリックして保存先パスを選択します。
Keystore passwordにパスワードを入力し、AliasはCreate a new keyを選択します。
キー作成画面が表示されるので項目を埋めていきます。
Organization Unit以降は入力しなくてもOKです。
キーストアが作れたら今度はUse Existing Keystoreにチェックを入れて、
先ほどのキーストアとキーを選択しパスワードを入力します。
後は普通にビルドするだけです。