【Unity】TimelineでCinemachineのVirtual Cameraを制御・ブレンドする方法まとめ

UnityのTimelineでCinemachineのVirtual Cameraを制御・ブレンドする方法をまとめました。

Unity2018.4.0
Cinemachine2.2.9

準備

まず、CinemachineをPackage Manager経由でインストールします。
Package Managerの使い方は次の記事でまとめているので必要に応じて参照してください。

light11.hatenadiary.com

インストールが終わったらシーンにVirtual Cameraを置いてCinemachineでカメラを操作できる状態にしておきます。
このあたりの手順はCinemachineの記事を参照してください。

light11.hatenadiary.com

またTimelineの基礎については次の記事にまとめていますので必要に応じて参照してください。

light11.hatenadiary.com

Timelineのトラックとクリップを作る

さてそれではタイムラインをセットアップしていきます。
TimelineでCinemachineのVirtual Cameraを制御するためには専用のトラックが必要です。

TimelineウィンドウのAdd > Cinemachine.Timeline > Cinemachine Trackを選択します。

f:id:halya_11:20190708230036p:plain

トラックができるので、Cinemachine Brainをアサインします。

f:id:halya_11:20190708230136p:plain

あとはVirtual Cameraをタイムライン上にドラッグ&ドロップすることでクリップが作れます。

f:id:halya_11:20190708230240p:plain

下記のように二つのカメラをくっつけると二つのクリップの境界時点でカメラがパッと切り替わります。

f:id:halya_11:20190708230332p:plain

カメラをブレンドしながら遷移させる

次に二つのカメラをブレンドしながら遷移させてみます。
Cinemachineを単体で使う場合にはCinemachine Brainでブレンドの設定を行いました。

f:id:halya_11:20190708230603p:plain

しかしCinemachineとTimelineを組み合わせる場合にはこの設定は使いません。

Timelineでは、カメラのクリップを重ね合わせるだけでその部分がブレンドしながら遷移します。

f:id:halya_11:20190708231141g:plain

遷移アニメーションを調整するには、クリップのインスペクタのBlend Curvesを編集します。
In・Outのうち編集したい方をManualにしてカーブを指定します。

f:id:halya_11:20190708231616p:plain

また、カメラの位置をブレンドする際の軌道はVirtual CameraのBlend Hintで変更できます。

f:id:halya_11:20190708231917p:plain

これについては以下の記事で説明しているので必要に応じて参照してください。

light11.hatenadiary.com

シンプルなカメラシーケンスにはBlend List Cameraを使う

さてこれでCinemachineとTimelineを連携できました。
TimelineでCinemachineを制御するとカメラをシーケンシャルに制御できます。

この方法は複雑なタイムラインを作る場合には有用ですが、
もしシンプルに複数のカメラを連続して流したいだけの場合はCinemachineのBlend List Cameraを使ったほうが簡単です。

これについては以下の記事で説明しているので必要に応じて参照してください。

light11.hatenadiary.com

関連

light11.hatenadiary.com

light11.hatenadiary.com

light11.hatenadiary.com

light11.hatenadiary.com

参考

docs.unity3d.com