【Unity】オーバードローを正確に測定できるOSS「UnityOverDrawKun」の紹介

Unityでオーバードローを正確に測定できるOSS「UnityOverDrawKun」の紹介です。

Unity2021.1.15f1

UnityOverDrawKun?

UnityOverDrawKunはUnityでオーバードローを正確に測定できるツールです。

GameViewでオーバードローを視覚的に表示することができます。

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オーバードローを表示

またレコード機能を使うことで指定したフレームごとに画面とオーバードローの情報をキャプチャできます。
レコードした情報は専用のウィンドウで可視化することもできます。

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Record

使い方

使い方はREADMEに、改めてまとめるまでもないほど簡潔にまとまっているのでこちらをご覧ください。

github.com

SceneViewのOverdrawモードとの違いについて

さてUnityのビルトインレンダリングパイプラインでは、SceneViewにOverdrawモードが存在します。

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Overdraw

このモードではある程度のオーバードローが可視化できるものの、以下のような問題が存在します。

  1. 不透明描画のオーバードローが正確に表示できない
  2. Particles/Standard系が表示されない

1点目の不透明描画のオーバードローについては以下の記事にもまとめていますので参考にしてください。

light11.hatenadiary.com

UnityOverDrawKunを使えば、これらの問題も解決されます。

URPでも使える?

手元で試したところ、UnityOverDrawKunは現状では、Universal Render Pipelineには対応していないようです。

URPでOverdrawを表示したい場合には以下のような異なるライブラリを使うと良さそうです。

amagamina.jp

↓使ってみた図

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OverdrawForURP

関連

light11.hatenadiary.com

参考

github.com

amagamina.jp