UnityのLocalizationパッケージでiOSやAndroidのアプリ名などをローカライズする手順をまとめました。
Unity 2020.3.15f2
Localization 1.2.1
はじめに
Localizationパッケージには、iOSやAndroidのアプリ名などをローカライズする機能が標準で備わっています。
本記事ではこの機能の使い方についてまとめます。
Localizationパッケージの基礎知識については別途以下の記事にまとめていますので、必要に応じて参照してください。
iOSのアプリ名をローカライズする
- Project Settings > Localization
- Metadataの+ボタン > iOS > AppInfo
- Short NameとDisplay Nameを設定する
iOSのアプリ名のローカリゼーションはInfo.Plistのバリアントにより実現されるため、この設定によりInfo.Plistがローカライズされた形で出力される結果になります。
Short NameはInfo.PlistのCFBundleNameに、Display NameはInfo.PlistのCFBundleDisplayNameにそれぞれ対応しています。
出力されたXCodeプロジェクトを見るとこんな感じになっています。
なおiOSではアプリ名以外にもCamera Usage Descriptionなどいくつかの項目がローカライズできます。
Androidのアプリ名をローカライズする
Androidのアプリ名のローカライズは以下の手順で行います。
- Project Settings > Localization
- Metadataの+ボタン > Android > AppInfo
- Display Nameを設定する
Androidのアプリ名は、ビルドプロセスで言語に対応したstring.xmlを出力することで実現されます。
実際にstring.xmlを見てみると以下のような感じになっています。
なおAndroidはアプリ名以外にもアイコンのローカライズに対応しています。