Unityでよく使うアセットをまとめた仮想フォルダを作れるOSS『Asset Palette』の使い方をまとめました。
Unity 2021.3.0f1
Asset Palette 0.2.1
はじめに
Unityにおける開発では、アセットの量が増えるにつれて目的のアセットが見つけづらくなり、開発効率に影響します。
Asset Palette を使用すると、作業でよく使うアセットを仮想フォルダにまとめて、作業効率を向上させることができます。
作業でよく使うアセットを入れた仮想フォルダを作れるOSS『Asset-Palette』
— Haruki Yano / Haruma-K (@harumak_11) 2022年9月13日
入れたアセットはProjectウィンドウのようにドラッグ&ドロップでシーンに配置可能
「アーティスト用フォルダ」「スクリプター用フォルダ」とか分けて共有したらワークフローがいい感じになりそう👀https://t.co/DPJ6B7vKGa pic.twitter.com/f5LPuTbErP
これは GitHub 上で OSS として公開されているライブラリです。ライセンスはMITです。
インストール
Asset Paletteのインストールにはいくつかの選択肢が用意されています。
例えばOpenUPMを使う場合には、以下の記事の通りに設定しつつ、Scope(s) にcom.roytheunissen
を指定します。
その他にも GitHub から Package Manager 経由でインストールする方法などがあります。
ここに全ては記載しませんが、必要に応じて以下のREADMEを参照してください。
基本的な使い方
使い方としては、まず Window > General > Asset Palette から Asset Palette ウィンドウを開きます。
次に画面中央の Create ボタンを押下し、Asset Palette Collection アセットをプロジェクト内の任意の場所に作成します。
仮想フォルダのデータはこのアセットに保存されます。
またこのアセットはプロジェクト内に複数作ることができます。
さて Asset Palette Collection アセットを作成してから Asset Palette ウィンドウに戻ると、ウィンドウ左上に作ったアセットの名前が表示されていることが確認できます。
あとは上図の Drag assets here! と書かれている部分にアセットをドラッグ&ドロップすれば、仮想フォルダにアセットを格納できます。
格納したアセットはドラッグ&ドロップでシーン上に配置したり、Projectウィンドウと同じように使うことができます。
フォルダを増やす・アセットを増やす
さて、Asset Palette ウィンドウ左上にある New Folder ボタンを押下すると、仮想フォルダを新しく追加することができます。
フォルダには名前をつけられるので、自身の分類したい粒度と名前でフォルダを作ることができます。
また、こうして作った複数のフォルダの情報は全て前節で作った Asset Palette Collection アセットに格納されるわけですが、
Asset Palette ウィンドウ左上のボタンから Create New… を選択すると、Asset Palette Collection アセット自体を複数作ることができます。
「VFX」「レベルデザイン」などのセクションごとにアセットを分けておくと便利そうです。