RiderでローカルにあるNuGetパッケージをインストールする方法です。
Rider 2023.3.2
はじめに
Riderで.NETのプロジェクトを作る際には、NuGetに登録されているライブラリをインストールして使用することができます。
通常は普通にここからインストールすればいいのですが、公開していない自作ライブラリなどローカルのNuGetパッケージをインストールしたいケースもあります。
本記事ではこのようなローカルパッケージをインストールする方法についてまとめます。
設定ファイルを作成する
ローカルパッケージをインストールするにはまずどこにそれが保存されているかを表す設定ファイルを作成する必要があります。
その前にまずは適当なフォルダを作成し、そこにNuGetパッケージの拡張子であるnupkg拡張子のファイルを格納します。
次に、以下のように記述した設定ファイルを作成します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <configuration> <packageSources> <add key="Local Packages" value="./LocalPackages" /> </packageSources> </configuration>
keyにはパッケージ群の名前を、valueには上で作ったフォルダのパスを記述してください。
この設定ファイルからの相対パスとして記述することができます。
この設定ファイルは、これを使うソリューションと同じ階層か、もしくはそれよりも上の階層に「NuGet.Config」という名前で配置しておいてください。
インストールする
以上で準備が整いました。
Riderを開いてNuGetウィンドウのSourcesタブを見ると、先ほどのパッケージが追加されていることを確認できます。
あとは通常通りPackagesタブからパッケージを検索すれば、ローカルパッケージを検索・インストールすることができます。