UnityでPerformanceBenchmarkReporterを使ってPerformance Testing Extensionによるパフォーマンス測定結果を可視化する方法をまとめました。
Unity2020.2.7f1
PerformanceBenchmarkReporter 1.0.1
Performance Testing Extension 2.8.0-preview
はじめに
Unity Test RunnerとPerformance Testing Extensionを組み合わせると、以下の記事のようにパフォーマンスを測定して可視化することができます。
ただしこれで可視化できるのはテスト1回分の結果のみです。
PerformanceBenchmarkReporterを使うと、複数回のテストの結果を視覚的に比較することができます。
本記事ではこのPerformanceBenchmarkReporterの使い方をまとめます。
ダウンロード
PerformanceBenchmarkReporterは以下のページからダウンロードできます。
ダウンロードしたら適当なフォルダに解凍しておきます。
また実行には.NET Core SDKが必要なのでこちらも必要に応じてインストールしておきます。
実行する
次にUnityPerformanceBenchmarkReporterを実行してレポートを作成します。
実行例は以下の通りです。
dotnet Reporter\UnityPerformanceBenchmarkReporter.dll --results=Results --baseline=Baseline.xml --report=Output
オプションの説明は以下の通りです。
| 名前 | 説明 |
|---|---|
| --results | Performance Testing Extensionによる計測結果のXMLを格納したフォルダ 比較したいXMLを複数入れておくことが可能 また --results=Result1 --results=Result2のように複数指定することも可能 |
| --baseline（オプション） | 基準となる計測結果のXML これを下回った計測結果は失敗とみなされる（出力結果のグラフが赤く表示される） |
| --report | 出力先フォルダ |
結果を見る
実行すると出力先フォルダにHTMLが出力されるので、これをブラウザで開けば以下のように結果が確認できます。
