自分が覚えるためのBlender入門シリーズ。
今回はピボットポイントと原点についてです。
ピボットポイント?
ピボットポイントとは回転やスケーリングをする際の基準となる点です。
たとえば初期設定のままオブジェクトを回転すると下記のようになります。
ここでピボットポイントを3Dカーソルの位置にすると、3Dカーソルを基準として回転します。
モード切替方法
ピボットポイントのモードは3Dビュー下部のボタンで切り替えられます。
Active Element
Active Elementを選択すると選択中のオブジェクトの原点をピボットポイントとします。
これがデフォルトのモードです。
あくまでアクティブなオブジェクトの中心点を見るので、
オブジェクトを二つ選択した場合は下記のような挙動になります。
Median Point
Median Pointは選択中のすべてのオブジェクトの原点の中点をピボットポイントとします。
Individual Origins
Individual Originsは各オブジェクトの原点をピボットポイントとします。
3D Cursor
3Dカーソルをピボットポイントとします。
Bounding Box Center
バウンディングボックスの中心をピボットポイントとします。
複数選択している場合には各オブジェクトのバウンディングボックスの中心の中点となります。
原点だけ操作する
例えばピボットポイントのモードをActive Elementにして回転するとMesh自体も回転します。
画面下部のManipulate center pointをOFFにすると原点の位置だけが回転するようになります。
座標系を切り替える
移動や回転、スケーリングの際には3Dビュー下部のボタンから座標系を切り替えると挙動が変わります。
例えばViewにすると視点カメラからみて上下左右前後に移動できます。
Globalにするとワールド座標系で移動できます。
編集モードでNormalにすると法線方向をZ軸正方向とする座標系になります。