CinemachineのCinemachine Follow Zoomを使ってFOVを調整することでキャラを追いかけるカメラを作る方法をまとめます。
Unity2018.4.0
Cinemachine2.2.9
はじめに
この記事ではCinemachineの拡張機能であるCinemachine Follow Zoomについて説明します。
Cinemachineの基本的な使い方やVirtual Cameraの設定方法は本記事では説明しません。
これらは以下の記事にまとめていますので、必要に応じて参照してください。
やりたいこと
まず、Cinemachine Virtual CameraのLook Atに対象を指定して、AimをComposerに設定します。
これで対象の方向を見続けるカメラを作れます。
今回はここから、対象を追いかけるようなカメラを作ることを考えます。
まず思いつくのはVirtual CameraのFollowにも対象をセットしてBodyをTransposerにする方法です。
この方法ではカメラ移動しながら対象を追いかけます。
もう一つの方法として、カメラの位置を変えずにFOVを変えることで対象を追いかける方法があります。
今回はこのようなカメラワークの実装方法を紹介します。
Cinemachine Follow Zoom
このようなカメラワークにはCinemachine Follow Zoomを使います。
まず移動はさせないのでLook Atにのみ対象をアサインしておきます。
次にVirtual Camera最下部のExtensionsからCinemachine Follow Zoomを選択してアタッチします
そしてWidthを調整して対象をどのくらいの大きさで映すかを指定します。
また、Dampingは大きいほどカメラが遅れて追従するようになります。
Min FOVとMax FOVはそのままですがFOVの最小値と最大値です。
良い感じに設定出来たら再生して動作を確認します。
FOVによる追従が実現できていることが確認できました。
