Unity 2022から追加された Material Variant の概要を使い方をまとめます。
Unity 2022.2
Material Variantの概要
Material Variant を使うと、二つのマテリアルに親子関係を持たせて、「親から少しだけパラメータの違うマテリアル(=バリアント)」を作ることができます。
変更を加えたパラメータ以外のパラメータは親のものと同期されます。
したがって上図の例では、親マテリアルの質感を変えると子の質感も変わります(下図)。
Material Variantの使い方
Material Variant を使うには、親マテリアルにしたいマテリアルをを右クリックし、*Create > Material Variant** を選択するだけです。
すると「[元のマテリアル名] Variant」という名前でマテリアルバリアントが生成されます。
下図を見ると、普通のマテリアルとはアイコンが少し異なっていることがわかります。
あとは通常のマテリアルと同様に、マテリアルバリアントの Inspector からプロパティを編集します。
マテリアルバリアントのプロパティを編集(オーバーライド)すると、プロパティの左側に線が表示されます。
オーバーライドしたプロパティは親の値と同期しなくなります。
また、オーバーライドしたプロパティ名を右クリックすると、その値を親に反映したり(Apply to Material)、オーバーライドを取り消したり(Revert) と言った操作ができるメニューが表示されます。