【Unity】Unity公式パッケージ『Dependency Viewer』でアセットの依存関係を簡単に可視化する

Unity公式パッケージ『Dependency Viewer』でアセットの依存関係をサクッと可視化する方法についてまとめます。

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Dependency Viewerとは?

Dependency Viewer は Unity が提供している公式の Search Extensions というパッケージに含まれるツールです。
導入するとアセットの被参照数を表示したり、選択中のアセットの参照・被参照アセットリストを見ることができます。

また、参照グラフ見るビューワもあります。

インストール

インストールは以下の手順で行います。

  1. Package Manager を開く
  2. +ボタン > Add package from git URL
  3. 以下を入力
    1. https://github.com/Unity-Technologies/com.unity.search.extensions.git?path=package
  4. Addボタンを押下

なおこのパッケージは以下のリポジトリで公開・開発されています。

github.com

基本的な使い方

Search Extensions をインストールしたら、Window > Search > Dependency Viewer から Dependency Viewer ウィンドウを開きます。
この状態で、Project ウィンドウから適当なアセットを選択すると、このアセットを参照しているアセットの一覧とこのアセットが参照しているアセットの一覧が表示されます。

参照・被参照アセット一覧

選択しているアセットを変更すると自動的にこの表示もそのアセットに応じたものに切り替わります。

またここまでの手順を踏むと依存グラフが構築され、Project ウィンドウのアセット名の右側にそのアセットの被参照数が表示されるようになります。

被参照数

依存関係をグラフ表示できるDependency Graph Viewer

上記に加え、依存関係をグラフ表示できる Dependency Graph Viewer というツールもあります。

使い方としては Window > Search > Dependency Graph Viewer で開いたウィンドウに依存関係をみたいアセットをドラッグ&ドロップするだけです。
右クリックボタンからビューをクリアなどできます。

依存関係が変更されたら手動で再ビルドが必要

注意点として、現状のバージョンでは、アセットが追加されたり削除されたりしたときに依存情報が自動で再構築されません。
依存関係を変更した後に再度分析する場合には Window > Search > Rebuild dependency index を実行する必要があります。

参考

github.com